劇的ビフォーアフター
釧路から戻りました。釧路は行くたびに、町中が寂しくなっています。「来年は丸井デパートが撤退ですよ!」なんて、タクシーの運転手さんも元気ありません。ところで、帯広と比べると釧路は背広族が多いようです。特に、釧路駅やホテルで目立ちます。聞いた話ですが、それは不景気で会社の釧路支店や営業所が閉鎖され、札幌からの出張族が増えたことが原因のようです。ホテルは稼働率が上がったというのですから、何で徳するか分かりませんね。
ところで、今年も北海道教育大学での集中講座はいい雰囲気でした。初日の1時間目はどんな学生が集まるか、少しだけ不安でしたが、見るからに活発な男子学生が教室に入って来た時点で一安心。なにせ無口な学生ばかりだと、クラスを創り上げるのが難しいものです。予想通り、2時間目には学生の目はしっかり私とコミュニケーションを取っていました。
ほとんどの学生は「英語を勉強したい」という希望を持って大学に入って来たようです。でも、理想と現実のギャップに悩んでいるというのが、実態でしょうか。これはどこの大学も同じだと思います。英語をやりたいのに、それが思うようにやれない。興味を持てない科目をやっているうちに、全てにやる気がなくなる。そして、アルバイトにのめり込む。誰もが経験しそうなことです。
今年の学生は、まるでテレビ番組「大改造!劇的ビフォーアフター」のようでした。最初に教室に現れたときの彼らと最終日の授業が終わったときの彼らでは、まったく別人28号。英語のレベルが短期間でどれだけ上がったかは確かではありませんが、モティベーションは確実に高くなったと思います。「このままじゃダメだ。がんばろう!」という気持ちの変化が心に芽生えたはずです。
2年後に別の授業で彼らに会えることを楽しみにしています。そのときまでにモティベーションが持続しているといいのですが、・・・。ところで、今日はジョイでJICAの研修員(エジプト、パプアニューギニア、フィリピンなどから10名)を招いて、学期末のパーティーをやりました。こんなところに国際理解課程の学生が参加できると最高ですよね。どんな授業よりも効果ありそうですね。