英検セミナー
昨日・今日と英検セミナーでした。昨日は5級、4級、3級。そして、今日は午後から2級のセミナーをやりました。対象は、小学校低学年から高校生が中心でしたが、3級のセミナーに小学3年生そして2級に中学2年生がいたり、4級に社会人の生徒が入っていたりして、普段は決して経験できないような混合のクラスでした。
英検セミナーでは、過去の問題を中心に1回分の全てを受講生に解答してもらい、私が簡単な解説を加えるという方式でやっています。リスニング問題もやることから、セミナーは長時間にわたります。例えば、5級で1時間半、4級・3級で2時間、そして準2級・2級では2時間半という具合です。なにせ昨日だけでも3講座で5時間半ですから、やる方もそれなりの根性が必要になります。
長い時間にも関わらず、受講料は安く抑えたいということで、講師を雇っては赤字になってしまいます。そんなことから、このセミナーは開設当初から私が担当しています。なにせ私は人件費がかからない存在なのです(もちろん給料はもらっていますが、時間外手当はないので)。どこの会社の社長さんも、特に零細企業では、私と同じように考える人が多いのではないでしょうか。
小学生や中学生を対象にした通常のクラスは、私はもう20年以上も担当したことがありません。ですから、英検セミナーを通じて、たまに子どもたちと接するのも勉強になります。それぞれの学年でどの程度の英語を理解できるか、インプットしておく必要がたまにあるからです。
英検は「聴く、話す、読む、書く」という4つの技能をチェックする数少ない試験のひとつです。大学生や社会人がTOEICに流れる傾向がありますが、小中高生からは圧倒的な支持を得ています。小さな頃から目標を持って何かにチャレンジする姿は感動的です。今回のセミナーでもそんな頼もしい子どもたちと会うことができました。目標に向かってがんばらなくちゃいけないのは、もちろん、私たち先生も同じですよね。