ハーモニカ
ハーモニカという言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 「小学校の音楽室」「夕焼けの丘」「はな垂れ小僧のハーモニカ少年」・・・。私の場合は、すぐ「千葉智寿さん」という名前が出てきます。あの小さな楽器から生み出す彼の音楽に私はすっかり魅了されている一人です。その千葉さんが、レインボーホールで開かれる「全道ハーモニカコンサート」にゲスト出演するというので、久しぶりに聴いてきました。
千葉さんは、1954年12月5日(私と一日違いの誕生日)夕張市生まれ。射手座、O型です。17才の頃、黒人ブルースのハーモニカプレイヤー「リトル・ウォルター」のアルバムに衝撃を受け、ブルースハープ(10穴ハーモニカ)を始めました。これまで、1988年 F.I.H.JAPAN主催日本ハーモニカコンテスト・ブルースハープ部門第1位。1990年日本ハーモニカ賞を受賞。また1995年のワールドハーモニカチャンピオンシップス(国際大会)での上位入賞など、国内外において多くの受賞経歴を持っています。
千葉さんと知り合ったのは、遠音のメンバー、曽山良一さんの紹介でした。今から4年ぐらい前のことです。その頃、千葉さんがちょうど2枚目のアルバム「ノーザン・コンフォート」を準備していました。彼が表現したかった北海道の心地よさを感じることができるアルバムでした。それで父、浦島甲一が残した作品の中でも私のお気に入りの1枚をCDのカバー写真に提供させてもらったのです。
今日は30分ぐらいの時間で、ギターの関ヒトシさんと息の合ったご機嫌な演奏を5曲披露してくれました。中でも千葉さんのオリジナル「ノーザン・コンフォート」が最高でした。会場は、年配の人が中心に8割方うまっていたのですが、とにかく拍手の音が大きかったのが心に残りました。やはりハーモニカの愛好家の方々はマナーがいいのでしょう。