フィジーで英会話
私のブログでフィリピンでの英語研修について書いたことがりますが、今度はフィジーでの取り組みが話題になっています。語学留学事業を展開するSouth Pacific Free Bird(東京・新宿)が、今秋からフィジーでの留学事業を本格展開するというのです。
同社はフィジー教育省の認可を得て、現地のパブリックスクールと提携し、現在4教室を展開しています。それを今月中にさらに3教室を追加し、来年1月には別の学校と提携し、3教室を加える予定とか。帯広でのんびりやっている私から見ると、ずいぶん急激な拡大路線には見えますが、勝負をかけているのかもしれません。なにせこの手のアイディアは、特許もないことから、大手が進出しようものなら全てが無になってしまう可能性を秘めています。
教師はすべて教員資格を持った現地の英語教師が担当し、1日5時間ずつ週25時間学ぶカリキュラムだそうです。長期留学は4、8、12カ月の3コースで、宿舎利用の料金で36万3千—79万3千円。これだけの限られた情報では、これが安いかどうかは何とも言えませんが、1年で80万程度だとしたら、確かに手頃感はあります。なにせ、フィジーの物価は米国の約3分の1とのことですから、当然と言えば当然でしょう。「航空運賃や現地生活費を含めた総費用は欧米の語学留学の半分以下で済む」という同社の説明もうなずけます。
海外の留学生募集拠点は現在、韓国・釜山だけですが、今後、年内に台湾、来春に中国・北京に開設する予定というのですから、これは本気です。将来的にフランス、イタリア、スイスなど欧州圏にも広げ、生徒をリクルートすることを考えています。フィリピンの場合は、韓国の英会話学校が経営しているようですが、日本人も負けられないとフィジーに目をつけたのかもしれません。
突然思い出したのですが、ジョイに初めて足を踏み入れた外国人は、アメリカ人でもなければ、スリランカ人でもありませんでした。実はフィジー人、しかも2メートルもあるフィジーからの酋長さんでした。子どもたちのクラスにも出てもらったのですが、子どもたちは大喜び。あの酋長さんは今頃どうしているのでしょうか? 懐かしい思い出です。