スターリング大学
みなさんは米国バーモント州にあるスターリング大学という大学を知っているでしょうか? ここは全学生100名というユニークなミニ大学で、2年制のプログラム(Resource Management)と4年制のプログラム(Northern Studies, Outdoor Education & Leadership, Sustainable Agriculture, Wildlands Ecology and Management, Self-Designed Major)があります。今日は、ジェッド学長を始め10名の学生とスタッフがジョイを訪ねてきました。
この大学とジョイの関わりは、デイビット先生のおじさんが以前ここで講師として働いていたということから始まりました。これまでジョイから2人の学生がこの大学で学び、卒業しています。学生は全員が寮で共同生活し、約3分の1の教授もキャンパス内に住んで、共に学ぶ実践的な教育を展開しています。イメージとして、野外学校と大学が結びついたようなところでしょうか。2人の一番の思い出は、真冬の山中キャンプ(3泊4日)というのですから、私のような軟弱な人間には耐えられそうにない大学です。
今回のグループは、帯広畜産大学、新得の共働学舎、清水の十勝千年の森などで研修をするとのことです。そして、グループの一部は稚内まで足を伸ばす予定とか。今回はあいにくの台風のためひどい天気になってしまいましたが、一行はそれほど気にするそぶりも見せずに精力的に研修しているようです。
そう言えば、帯広出身者ではないのですが、もうひとり本州で証券会社に勤めていたという青年が、私の紹介でこの大学に入ったこともありました。風の便りでは、帰国後、JICAのような国際協力機関で仕事をしているそうです。彼にとっては、人生をやり直す上で、スターリング大学は飛躍の舞台になったのかもしれません。ここ数年間は日本人学生はゼロとのことです。興味のある方は、http://www.sterlingcollege.edu/ をチエックしてください。