ミスターK
久しぶりにホテル・ノースランドの日本食レストランで昼食を食べました。食事の内容はよかったのですが、隣のテーブルに座った客のマナーの悪さには参りました。年配の方でしたが、携帯は鳴らすし、その場で大声で話すやで、睨みつけたい気分でした。
一緒に食事したのはミスターK。と言っても、プロレスラーではありません。長年シアトルを拠点に建材関係の会社を経営している日本人です。仕事柄、1年のかなりの日数をアメリカ及び日本の様々な都市で過ごしています。そんな彼が、「日本で住むなら、熊本、富山、そして帯広がいい」と思ったというのですから、嬉しいじゃありませんか。「よく聞く話だね。リップサービスだよ!」と誰かさんに言われそうですが、このミスターKは違います。
2年前、ホテル・ノースランドに泊まった際、近くの新築マンションがモデルルームを公開しているのを知り、何気なく見に行ったそうです。そして、日高山脈の眺望が素晴らしい最上階が気に入り、衝動買いしてしまったというのですから、驚いてしまいます。みなさんの中には、「ただの気まぐれなお金持ち」と考える人がいるかもしれません。でも、ミスターKは本気です。すでにシアトルから帯広に住民票を移してしまいました!
ミスターKが帯広を選んだというのは、それだけこの土地に魅力があるということです。ここで生まれ育った私たちも誇りを持たなければなりません。実は、私もこれまで20ヶ国70都市ほど旅行したことがあるのですが、帯広以外の町で住みたいと思ったところはありませんでした。本当です!
ところで、ミスターKのような人を裏切らないためにも、帯広をさらにいい町にしなければなりません。そのためにも、せめて最低限のマナーは守るようにしたいものです。例えば、レストランに入ったら携帯はマナーモードにするとか。私の携帯はいつもマナーモードです。もっとも、私の場合は、マナーモードを解除する方法を知らないだけのことですが、・・・。