帰省ラッシュ
毎年、テレビや新聞で繰り返されるニュースがあります。それが「お盆休みの帰省ラッシュ」の話題です。今年も、今日の午前にピークとなり、「新幹線のホームや空港は旅行かばんや古里へのお土産を抱えた家族連れらで混雑した」そうです。アナウンサーも新聞記者も、きっと同じようなフレーズを毎年のように使い回しているのではないでしょうか。
私がサラリーマンだったとき、お盆を2度ほど経験したことがあります。とにかく航空券を取るのが大変で、何ヶ月も前から出入りの旅行会社に頼んでいたのですが、最後まで取れるかどうかいつもヒヤヒヤものでした。そんな経験をしたことがあるだけに、お盆に帰省する人たちには頭が下がります。時間、体力、そしてお金だってはした金ではすみません。なにせ家族で北海道に帰るとなると、軽くボーナスが飛んでしまう人もいるはずです。
この時期、テレビの画面を見ていて、私の口から自然と飛び出す決まり文句があります。「松下を辞めて帯広に戻ってきてよかった!」です。私の実家は同じ町内会にあるので、苦労して帰省する必要はありません。と言うよりは、毎日がお盆のようなもので、母一人で住む実家には必ず一日一回は顔を出すのが日課です。そして、我が家では妻が子どもと札幌の実家に遊びに行くのが慣例になっていて、私は気ままな生活をさせてもらっています。
お盆にはもうひとつの楽しみがあります。帰省中のジョイの卒業生が訪ねて来てくれることです。早速、今日の午後、札幌の高校で英語教師をやっている教え子が顔を出してくれました。いろいろと悩みもあるようですが、私から見ると、もう立派な高校教師です。この分で行くと、「ジョイをやっててよかった!」がこの時期の口癖になる日も、そう遠くはないかもしれません。