澤野工房
澤野工房という名前を聞いて、あなたはどんな会社を思い浮かべるでしょうか? 実は、知る人ぞ知るジャズのレーベルです。社長の澤野由明さんは、54歳。生まれは大阪の新世界と言いますから、コテコテの大阪人なのでしょう。しかも、実家は履物屋さんです。
この方のすごいところは履物屋をやりながら、1980年にヨーロッパと日本のジャズの橋渡しとして澤野商会を設立したということです。以後、1998年、澤野工房として待望のCDの制作販売を始め、埋もれていた数々の名盤を復刻し、同時に新進気鋭のジャズミュージシャンを発掘しています。
ここまで書くと、もうみなさんはお分かりでしょう。私が憧れる人生を歩んでいるタイプの方です。私は澤野さんとはまだ面識はありませんが、次回、大阪に行く機会があれば、ぜひ会いに行きたいと考えています。驚くのは、現在も履物屋をやりながらジャズの仕事をしているそうです。(E)、カッコイイー。
私はこのレーベルから出ているヨス・ヴァン・ビースト・トリオの大ファンです。これまで5枚アルバムが出ていますが、全て購入させてもらいました。そして、今回このトリオのDVD「Songs of Winds & Lights」がリリースされたのを知ったのです。帯広のCD店に注文していたのですが、直接販売しかしていないとの連絡が入りました。そんなことで、初めてネットからの購入に挑戦!
物が溢れている時代に、欲しいものを直接注文しなければならないというのも、(E)ですね。今からDVDの到着を楽しみにしています。ところで、ピアニストのヨス・ヴァン・ビーストの奥さんはマリエル・コーマンというジャズシンガーなのですが、この人のボーカルは極上ものです。彼らのCD「 マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ/BETWEEN YOU & ME」をぜひ聴いてみてください。