浴衣の君は
この季節、いたるところで夏祭りが開かれています。でも、人混みの中に出て行くのがおっくうで、最近はそんな場所にはあまり行かなくなりましたが、今日は長男の一樹が通うわかば幼稚園の夏祭りに参加してきました。
グランドにはやぐらが作られ、浴衣を着た園児たちが踊る盆踊りは圧巻でした。歌詞に「浴衣を着て、それはゆかった」なんてダジャレが入る私好みの曲で、それに合わせて園児が輪になって踊るのですが、その周囲をお父さんもカメラやビデオで撮りながら回っていました。もちろん、恥ずかしながら、私もその一人でした。
久しぶりに浴衣を着る日本人を見たのですが、いいものですね。子どもは子どもで可愛いし、いつもはジーンズ姿の幼稚園の先生は先生でなかなか魅力的でした(唯一の例外は、園長。まるで温泉宿の泊まり客のような雰囲気!)。浴衣姿を見て、いつのまにか「浴衣の君は すすきのかんざし 熱燗徳利の首 つまんで もういっぱいいかがなんて みょうに 色っぽいね」なんて口ずさんでいました。しばらく曲名が浮かばなかったのですが、吉田拓郎が歌った「旅の宿」でした。
私はよく吉田拓郎に似ていると言われます。もう50回以上も言われたでしょうか。一度だけ武田鉄矢に似ていると言われたことがあるのですが、そのときはしばらく立ち直れませんでした。武田鉄也に比べると吉田拓郎の方がまだいいですよね。
フィナーレは花火でした。勝毎の花火大会を見慣れている私には、なんのことはない小さな規模の花火です。でも、それを見上げる子どもたちが大声で叫んでいるのです。「花火、がんばれー」。こんな純粋な子どもたちの心に触れることができただけでも、行ったかいがありました。