かちまいアカデミー
すでにブームが去った感がある文化教室やカルチャーセンターですが、10月から新しく十勝毎日新聞社が運営する「かちまいアカデミー」がオープンすることになりました。と言うことは、帯広を舞台に熾烈な受講生の奪い合いが始まる予感がします。
会場は、駅裏の長崎屋。列車やバスはもちろん、無料の駐車場も十分あることから、遠くから車で通ってくる受講生にとっては最高のロケーションかもしれません。しかも、運営するのが十勝のメディア媒体としては一番宣伝力を持つ勝毎ですから、相当な数の受講生を集めることでしょう。
帯広を中心に展開する文化教室には、現在のところ、道新文化センター、NHK文化センター、エンジョイ・スクール(帯広市)があります。それに今回かちまいアカデミーが加わるのですから、過当競争になることは間違いありません。その他に、似た形式のものとしては、帯広大谷短期大学の生涯教育センター「あおぞら」、帯広畜産大学の市民講座などもあります。
こうやって考えると、帯広・十勝の人たちは勉強、そして習い事に熱心なようです。これはある意味では素晴らしいことかもしれません。学習を通じて、自分たちの生活を向上させることができれば、帯広・十勝はさらに魅力溢れる場所になるはずです。知床は世界遺産に登録されましたが、個人的には、帯広は観光地にならなくてもいいと考えています。そこに住む人が知的欲求を満たし生き生きと暮らせるなら、それで十分だと思いませんか?
2005.07.26 23:57