英語はお経
最近、私の生徒からおもしろい経験談を聞きました。親戚の一周忌法要の際に、参列者に一緒に読んでもらおうと、お経の本が配られたのだそうです。ところが、その数が十分ではなく、彼女はもらうことができませんでした。そうこうしているうちに、お経が始まりました。そんな時、ふとシャドーイングのことを思い出したそうです。そして、お経をシャドーイングしていくと、それが簡単だったとのことでした。
それもそのはずです。普段やっている教材のCDよりもお経のスピードはかなり遅かったに違いありません。それにしても、お経をシャドーイングという発想がおもしろいと思いませんか? みなさんも機会があればトライしてみてください。ところで、両隣に座った方が驚いて、「すごいですね。お経を覚えているのですか?」と聞いてきたそうです。
「英語とお経」の関係で、ある英会話本のことを思い出しました。それは『英語はお経』(主婦の友社)という本です。著者は元NHK解説委員の平野次郎さん。平野さんは、もともと国際基督教大学(ICU)の卒業で、NHKニュースTODAYのアンカーマンやNHKの語学番組の講師を務めていたこともあり、顔を覚えている人も多いと思います。
この本が出版されてもう20年ほどたっていますが、そのユニークなタイトルに騙され、私も1冊買ってしまいました。内容はあまり記憶にありませんが、「英会話を勉強には学校の教科書ほど優れているものはない。その教科書を音読するのがいい!」というようなことだったと思います。もし興味があれば、ネットで検索して買い求めてはどうでしょうか?
2005.07.01 19:56