中嶋洋一
昨夜、富山県の中嶋洋一先生からメールが入りました。メールによると、NHK教育テレビ『わくわく授業』で先生の授業が紹介されることになったそうです。中嶋先生は、あの田尻悟郎先生の先輩格で、とうとう真打ちの登場という感じでしょうか。私もとても楽しみにしています。
放映 7月17日(日) 朝 7時40分 〜 8時05分
再放送 7月24日(日) 深夜 0時40分 〜 1時05分
中嶋先生にはジョイでも2度講演をしてもらったことがあります。中学校や高校で英語を教える先生にとってはカリスマ的な存在で、「実践と理論」に強い数少ない専門家です。それに英語という教科を越え、「教育者」としての顔を持つのですから、NHKもこれ以上の人材を捜すのは至難の技でしょう。中嶋先生はこれまで著書をたくさん出していますが、 その中にDVD「子どもが輝く英語の授業」があります。その第6巻「中嶋洋一講演記録・自己表現からディベートまで」は、ジョイでの講演をそのまま収録したものです。
中嶋先生は、現在、富山県の中学校で教頭として勤務していますが、校長より「英語の授業は今年で最後になるかもしれない」と言われたそうです。そんなこともあり、今回のNHKの収録を受け入れたのでしょう。ますます放映が楽しみですね。
中嶋先生からのメールの最後に書かれていた言葉が心に残りました。そのままコピーさせてもらいます。
「P.S. 4月20日には放映を楽しみにしていた父が、6月18日には出演を喜んでくれた義父が続けて亡くなりました。迷惑ばかりかけていたので、最後に放映を見せてやりたかったのですが、残念ながら間に合いませんでした。晩年、人のためになることを生き甲斐にしていた2人から教えられたことは数多くありますが、できる範囲で、それを自分の仕事に生かしていけたらと願っています。」