全道版一面
夕食に自宅へ戻ると、妻がお風呂場から明るい声で「お父さんが道新に出ているみたいよ。2人から電話をもらったわよ!」。早速、新聞を広げると大きな囲み記事に「英語教科書に十勝の自然美 故浦島さんの写真紹介」の見出しが躍っているではありませんか。私も見出しと一緒に踊ってしまいました。
十勝では五面でしたが、全道的には一面で紹介されていることはすぐ分かりました。 どんな新聞でも一面に出るというのは、大変なことです。私はこれまで一度しか経験したことがありません。帯広コンピュータ専門学校が開校するときに、「英会話」の担当講師として私の顔写真が出ました。もちろん、十勝毎日新聞です。今回は部数が少ない夕刊ですが、それでも北海道新聞の全道版の一面ですから、これはめったにあることではありません。
記事を読み、遺作展を帯広、豊頃、札幌そして東京でやって本当によかったと思いました。札幌では2週間で4千人、そして東京は1週間で6千人もの方々が会場に足を運んでくれたのですから、これ以上のことはありません。特に東京での写真展が終わってからは、疲れと虚脱感で、2ヶ月ほどジョイの「校長」でありながら「好調」ではなく「絶不調」でした。でも、遺作展があったからこそ、今があるのだと思います。
チャンスは何から生まれるか分かりません。おやじはただの写真好きのアマチアカメラマンでした。そんな人がこうして全道版の一面に登場してしまうのですから、人生はおもしろいものです。次は私が全国版の一面を飾りたいと考えています。でも、どうやったらそれができるのでしょうか? そんな快挙を経験した人がいたら、教えてください。
*北海道新聞のホームページでも見ることができます。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050524&j=0046&k=200505244584