個別授業
今日は大谷短期大学での初めての授業でした。知らない人が多いと思いますが、これまであった日本語日本文学科が今年から総合文化学科(日本文化コース、比較文化コース)に変更になりました。そして、私は比較文化コースで「英語表現1」という科目を担当しています。まだまだ知名度が低いせいか、この学科に入学した学生は少なかったようです。
初日ということで何人の学生が私のクラスを取るのか分からなかったのですが、教室のドアを開けてビックリ。なんと4人。その後、1人が加わり計5人でした。ジョイと同じような少人数クラスということで、教える方にはいい環境なのかもしれません。余談になりますが、茅野先生も今年から帯広畜産大学で英語の授業を担当していますが、1クラス80名とのことです(これは強烈。出席を取るだけで5分ぐらいかかりそうです)。
問題は、この5人の英語力です。高校時代から英語が苦手という学生からアメリカへ1年留学して来たという学生まで、ジョイのレベルで3レベル以上の格差があります。このような条件下で、英語教師はどんな教え方をしたらいいのでしょうか?
実は、これと同じような問題が全国で起こっています。中学1年で初めて英語を習うクラスのはずが、大半の生徒は小学低学年から英語教室で英語を勉強している。アルファベットもまともに書けない高校生がいる。なんてことはよくあることです。
こんなに英語力に差があるクラスで一斉授業をしたとしても、誰も得しません。全員が力をつけることができる方法を考えるのが教師の役目です。そして、私が下した決断は個別授業でした。つまり同じ教室の中で、それぞれの学生に合わせた教材を使い授業を組み立てるのです。幸運にも、私はジョイで個別授業を担当した経験があります。果たしてこの方法が大学でもうまく行くものか、9月の最終講義が終わってから報告します。