中高年の星
札幌に住む知り合いからメールが入りました。
「1件情報提供です。最近、オールディーズの音と映像を山ほど見せて聴かせる店を見つけました。団塊オヤジ達の口から出る懐メロを次々に大画面映像付きで聴かせてくれ、感涙ものでした。たぶんあそこに行くと数十年の時をワープしてどんなアーティストにも会えるでしょう。こちらへお越しの節は、お声掛け下さい。」
こんな内容のメールですから、 発信主は若い女性ではないことは確かです。札幌で「みらい英語教室」(http://www.mirai-es.com/)を経営している須釜高雄さんからでした。須釜さんは55歳になりますが、みなさんの近所にいるただのおじさんではありません。なんと驚くなかれ、53歳でそれまで勤めていた会社を辞め(しかも、常務の地位を捨て)、残りの人生はやりたいことをやりたいと、英語学校を始めた人です!
みらい英語教室の特徴は、主な対象を中高年に絞っていることだと思います(それよりも若い方もいますが)。須釜さん自身が40歳から英会話を学び直し、その楽しさにのめり込んだ人です。10年にわたる熱病のような学習経過を振り返ると、「こうすればもっと楽に、そして楽しくものにできたはず」というアイデアが山ほど出てきたそうです。それを伝えたいと考え英語教室を始めたのですから、英語界でもユニークな存在であることは間違いありません。
みらい英語教室は今年で3年目になります。3月26日に開催した「みらい英語まつり」には105人もの参加者があったそうです。競争が激しい札幌で、2年で生徒数も80名近くになったのですから、大健闘だと思います。須釜さんには中高年の星としてこれからも輝きつづけて欲しいものです。