改造問題
改造問題が急浮上してきました。と言っても、小泉内閣の改造問題ではなく、ジョイB館の改造問題です。B館が建設されたのは1989年、私が36歳のときでした。ジョイと同様に私も乗りに乗っていた時期で、とても勢いがありました。世界が自分を中心に回っている、なんて感じていたかもしれません。後から気づくのですが、これってみんな人生に一度ぐらいは経験する病気みたいなもののようです。
私がB館のモデルにしたのは、アメリカのワシントンDCにあった2階建ての建物でした。1階には、受付、レストラン、会議室があって、2階にはいろいろな交流団体が一部屋ずつ借りていました。つまり1階を共有スペースにすることで、建物を有効的に使えるわけです。そんなコンセプトを参考にして、B館の1階にパーティーができる待合室、バッキーホールとスタッフルームを作り、2階に4教室を配置しました。ただ、この建物はデザイン的にはいいのですが、実用的には問題がいっぱいでした。
これまで内部は一度大掛かりな改装をやりましたが、今回は外回りの改造を考えています。特に正面入り口が現在の一番の悩みになっています。玄関が車道に近すぎて、授業が終わり建物から飛び出す子供もいて、これが危険なのです。それに冬期間は屋根からの落雪、そして玄関の両側に積み上げられる雪にもまいっています。しかも、最近はシニアの受講者も増え、玄関の段差が気になりだしました。できれば車イスでも入れるようにスロープをつけたいと考えています。
次から次とアイディアが出てきて、今回の改造もまた大掛かりになりそうです。そうなるとやはり問題はお金。政治とまでとは言いませんが、英会話学校の経営にもお金がかかるものです。ジョイを初めて28年目。24歳のときから、自慢ではありませんが、私は銀行からの借り入れがないときは数年しかありません。いつになれば身軽な体になれるのでしょうか? 愚痴をこぼしても誰も慰めてはくれませんよね。