読書の春
春の訪れをやっと感じたと思ったら、朝方の雪には裏切られてしまいました。でも、ここは十勝ですから、もう一度ぐらい雪が降ったとしても私は驚きません。
最近はやたら眠たくてしょうがない、という人はいませんか? 実は私がそうなんです。それは春だからというだけでなく、散歩するために早起きしているのが原因のようです。授業が終わる9時45分にはもう両目が仲良くなり始めます。私にとっては「睡眠の春」ですが、多くの女性にとっては「読書の春」という話があります。
オリコンの調査によると、4月23日が「サン・ジョルディの日」だからではないのでしょうが、40代の女性が欲しいモノの第3位に「本」が入ったそうです。やはり気候が温たかくなれば、公園やオープンカフェで読書でもしたくなる女性が多いのかもしれません。そして、大学生、20代、30代といずれの世代においても本が10位以内に入っています。デジタル全盛時代にアナログの雄たる本が人気があるというのは不思議なことです。
女子高生は少しだけ趣きが異なるようで、同じアナログでも「コミック」なのだそうです。コミックは男の世界という印象を受けるのですが、その根底にティーンの女の子たちの熱烈な支持があるのでしょう。最近は、女性コミック作家への注目度が高まっているそうです。そうそう、ジョイには先取りの伝統がありました。創成期に子供たちのイベントのゲストとして「あきの香奈」さんという女性コミック作家に来てもらったことがありました。彼女はまだこの世界で活躍しているのでしょうか?
いずれにせよ本が注目されるということはいいことです。なにせ本屋の数そして品揃えがその町の民度を表わすという説があるくらいですから。でも、ネットで本を購入する人が増えている昨今では、これも怪しくなってきましたが。読書の春、私もたまには英語教育以外の本でも読んでみますか。
PS. ネットで調べると、あきの香奈さんは今だに根強い人気があるようです。いつかまたジョイに来てほしいですね。