ジス・イズ十勝
2004年度後期皆勤賞の皆さんが選べる賞品のひとつに『ジス・イズ十勝』(十勝毎日新聞)が入っています。これは個別英語コースのディレクターをしている原田先生と私が共著で1992年に出版しました。その名前が示す通り、「十勝を英語で紹介する」をコンセプトに「十勝人の十勝人による十勝人のための英語表現集」です。
第1章「食べ物・飲み物」では、ジンギスカンをはじめお菓子やソーセージが紹介されています。第2章「祭り・イベント」には、十勝川イカダ下りや陸別のしばれフェスティバルが登場。第3章「スポーツ・レジャー」がこの本の特徴が一番よく表われているのですが、ゲートボール、パークゴルフ、ミニバレーといった十勝発のスポーツが幅を利かせています。第4章「観光地」には、グリュック王国(?)、十勝川温泉など十勝を代表する観光地、そして、第5章「市町村」には十勝の全ての自治体が網羅されています。
今から13年前に出た本ですから、データ的に一部古いものやまったく書かれていない項目もあります。例えば、今話題の豚丼がなかったり、世界的なイベントのWRCも陰も形もありません。しかし、類書が出ていないこともあり、隠れたベストセラーであることだけは間違いありません。なにせこんなローカルな本がこれまで2,500部ぐらい売れています。ある町の英会話サークルでは、この本をテキストにして活動しているという話も聞いています。
しかし、残念ながら『ジス・イズ十勝』は絶版となりました。と言うことは、市内の書店で買うことができません!
『ジス・イズ十勝』はジョイの15周年を記念して作られました。「帯広・十勝に深く根を張って仕事をしたい」という姿勢を前面に出したこの本は、私が誇ることができる仕事のひとつです。あと2年もすればジョイの30周年がやってきます。そのときには『ジズ・イズ十勝』の改訂版を出せるといいのですが・・・。皆勤賞のみなさんには、幻の『ジス・イズ十勝』がお薦めです!