朝の散歩
昨年の10月以来ストップしていた朝の散歩を今日から始めました。5時半に起き、支度をして外に出ると4月というのにまだ厚手のコートが必要でした。どうせならあと半月ぐらいしてから始めた方がいいのでは、なんて言われそうですが・・・。実は、とにかく歩き出したかったのです。そして、それには訳があります。
遂にiPodを手に入れたのです! しかも、なんと1,000曲も入るもので、この土日を使い500曲ほど収録しました。そのiPodをポケットに入れ、自宅の周辺を40分ほど歩き回りました。久しぶりに冷たい空気を鼻からゆっくり入れ、お腹にたまった空気を口から少しずつ出していくと、体中の空気を入れ替えることができたような気分でした。
52歳ともなると、体のいたるところにガタがきています。体を動かさないといけないのは分かるのですが、スポーツは何をやっても長続きしません。最後にやったのはテニスでしたが、とにかくクラブを辞めたくて辞めたくてしょうがありませんでした。スポーツをやっていても、私は時間がもったいないと感じてしまう傾向があるようです。ところが音楽を聴きながら何かをするのであれば、そんな感覚はなくなります。私にとって音楽はなくてはならないものなのです。音楽に満ち溢れた生活をするのが、私には最高の贅沢かもしれません。それが家庭であれ、職場であれ、車の中でも。
昨年は感動的な経験をしました。緑ヶ丘公園内を散歩しているときのことです。桜の花びらが静かに一枚一枚散っていました。それを見ているときに流れていたのが、ジャズピアニストのキース・ジャネットのソロピアノでした。まるでその音楽に合わせるように桜の花びらが優美に散っていたのです。自然の持つ美しさに感動した瞬間でした。
明日は緑ヶ丘公園まで歩いて行こうと思います。美術館のそばや彫刻の道で私の姿を見ても、決して声をかけないでください。きっと私は自分の世界に入ってしまっているはずです。