日本校
テンプル大学という大学を知っているでしょうか? 「ああ、仏教大学のことですね?」なんていうのは古典的なギャグです。テンプル大学ジャパンから、今日、一枚のはがきが届きました。 この2月に日本の文部科学省より「外国大学の日本校」として正式に指定されたとのことです。
テンプル大学はアメリカのペンシルベニア州に5つのキャンパスと、ロンドン、ローマ、東京をあわせて8つのキャンパスがあります。そして、現在、約29,000名の学生が在籍しているという全米で39番目に大きな大学です。テンプル大学ジャパンは1982年に開校したといいますから、もう23年もの歴史があります。全国各地にアメリカの大学の日本校ブームが起きたときのことを覚えている人も多いでしょうが、今ではほとんどが撤退してしまったそうです。
私も東京麻布にあるテンプル大学ジャパンを見学に行ったことがありますが、外国人学生や帰国子女がたくさんいて、雰囲気は日本の大学とは大違いでした。授業は当然すべて英語で行われていて、キャンパスがビルの中ということを除けば、そこはアメリカの大学そのものです。そんなアメリカで長い歴史と実績がある大学が、これまで日本の文部科学省から認められずに、専門学校扱いされていたことが私には不思議でたまりません。
外国大学の日本校として指定を受けたのは、テンプル大学ジャパンが初めてとのこと。これにより、学生の日本の大学院への入学、日本の大学との単位互換などが正式に認められることになります。それ以上に学生にとって嬉しいのは、各種交通機関に学割がきくようになったことかもしれません。
2005.03.28 22:16