鹿追が熱い!
十勝で一番元気がいい町は、鹿追町かもしれません。新聞・テレビに鹿追のことがとにかくよく載っています。そして、英語界で注目を集める試みが今鹿追で進行中です。それは「カナダ講座」という名前がつけられてはいますが、実質的には英語の小中高一貫教育と理解することができます。小中あるいは中高の一貫教育というのは最近はどこでもありますが、小中高というのは全国でも珍しいのだそうです。
ジョイも昨年から教育委員会の依頼により、鹿追の英語教育に深く関わるようになりました。授業を見学して、改善点などをレポートにまとめたり、セミナーを企画させてもらっています。今日は、鹿追小学校の先生を対象に、「授業にも役立つ使える英語の学習法」というタイトルで、私が話させてもらいました。
小学校の英語教育はまだまだ確立したものなどなく、どこも試行錯誤の中での取り組みです。鹿追の場合には、アメリカ人とカナダ人の2人のAETの他に中学の英語免許をもったJET (Japanese English Teacher)が複数配置されています。全国でもこんなに恵まれた英語環境はないのではないでしょうか?
全てのはじまりは、鹿追高校の生徒減に歯止めをかけようと、入学者全員を町費でカナダに短期留学させるというプログラムでした。このプログラムのおかげもあり、町内の中学生が町内に残り始めたと言います。そして、十勝の郡部の高校としては珍しく入学希望者が微増とのことです。この大胆な発想がなければ、小中高の一貫教育も生まれなかったことでしょう。小さな町の大きな挑戦が、今全国の注目を集めています。
2005.02.14 22:31